
「ニートだけど正社員になるのは無理なのかな…」
現在ニートからから正社員を目指している方は、このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際、ニートで職歴もない状態だと不安になりますよね。
本記事では、ニートから正社員になる具体的な7つの方法や正社員になれる理由を紹介します。
これから、ニートを脱出して正社員になりたい方は、最後まで読んでみてください。
目次
ニートから正社員になれる3つの理由
ここでは、ニートから正社員になれる3つの理由をそれぞれ紹介します。
- 卒業後3年以内なら「新卒枠」での就職できるチャンスがある
- 少子高齢化で企業の若手採用が活発になっている
- 有効求人倍率がバブル期と同水準になっている
卒業後3年以内なら「新卒枠」での就職できるチャンスがある
卒業後3年以内なら「新卒枠」での就職に挑戦できるチャンスです。実際、厚生労働省でも「3年以内の既卒者を新卒枠で受け入れるよう」企業に推奨しており、積極的に採用を実施している企業も増えています。
具体的な例を挙げると、トヨタや味の素などが卒業後3年以内の方に対して「新卒枠」を設けて採用活動しています。
このように未経験や空白期間があるニートの方でも、卒業後3年以内であれば新卒扱いで挑戦できるため、正社員として就職できる可能性は高くなるでしょう。
参考元:労働経済動向調査|厚生労働省
参考元:【経済】既卒者採用でトヨタなど「新卒」扱い 大手企業に導入拡大|中日新聞
参考元:FAQ|味の素
少子高齢化で企業の若手採用が活発になっている
少子高齢化が進む昨今、企業は若手人材の確保に力を入れています。
以下の資料のように若年層の労働力が減少しているため、インターンシップや早期内定など、若手を獲得したい動きも強まっています。
引用元:若年者雇用対策の現状等について|厚生労働省
上記のとおり若手の需要はすごく高くなっているので、現在ニートの方でもやる気やキャリアの方向性など、採用担当者にうまく伝えられれば正社員として採用される確率は向上するでしょう。
有効求人倍率がバブル期と同水準になっている
有効求人倍率が2017年には1.48倍とバブル期と同水準で推移しており、ニートから正社員を目指す方にとっては大きなチャンスといえます。
引用元:求人倍率 バブル期超え 4月1.48倍、43年ぶり水準|日本経済新聞
実際、長期間のニート期間を経て正社員として活躍している事例も多くあります。
病気でメンタルもやられて5年くらいニート&ヒッキーでしたよ短時間バイトから始めてフルタイムの会社に就職して自信ついて転職して今は管理職です。
引用元:Yahoo!知恵袋
このように有効求人も高まりつつあるので、ニートから正社員へのハードルは下がりつつあるでしょう。次章では、ニートから正社員になる具体的な7つの方法を紹介します。
ニートからいきなり正社員になれる?具体的な7つの方法
ここからは、ニートから正社員になるための具体的な7つの方法を紹介します。
- アルバイトから正社員登用を目指す
- ハローワークのトライアル雇用を利用する
- 派遣社員から正社員になる
- 期間工から正社員になる
- 地域若者サポートステーションで就職支援を受ける
- ジョブカフェで求人を探してみる
- 就職・転職エージェントで正社員求人を紹介してもらう
1.アルバイトから正社員登用を目指す
ニートから正社員を目指す方法の一つに、アルバイトから正社員登用を狙う方法があります。企業の中にはアルバイトを対象とした正社員登用制度を設けているところも多く、実際に正社員登用制度を利用してキャリアアップを果たした方もいます。
社員登用制度のある企業に勤めています。今、一緒に働いている男性(25歳)も、去年まで居た男性も(24歳 異動)アルバイトからの社員登用です。しかし彼らは数年間、アルバイトをしています。 数年間のアルバイトで社員並みの仕事をこなし、後輩アルバイトの教育までして、既存の社員の推薦状を獲得して、本社の稟議が通って、初めて社員登用制度に挑戦出来る仕組みです。 (あくまでも『挑戦出来る』です)故に、新卒新入社員よりもかなり優秀です。
引用元:Yahoo!知恵袋
アルバイトから正社員を目指す場合は、正社員登用制度がある企業を選び業務で成果を上げたり、職場に貢献したりする姿勢が大切です。
2.ハローワークのトライアル雇用を利用する
ハローワークの「トライアル雇用制度」は、ニートから正社員を目指す際におすすめの方法です。トライアル雇用制度は原則3か月間、企業で働きながら適性や職場環境を確認できます。
このため、仕事内容に不安を抱えるニートの方でも、正社員への一歩を踏みだしやすい仕組みとなっています。利用方法はハローワークでトライアル雇用求人を探し応募するだけなので、ハローワークの窓口で相談してみてください。
3.派遣社員から正社員になる
ニートの方が派遣社員から正社員を目指す場合、紹介予定派遣を活用するとよいでしょう。紹介予定派遣制度では、最長6か月間派遣社員として働き、企業と本人が合意すれば正社員として採用されます。
派遣期間中に業務内容や職場の雰囲気を確認できるため、ミスマッチを防ぎやすいのが特徴です。実際、筆者の両親も派遣社員としてスタートし、上場企業の正社員になった事例があります。
また、派遣会社のサポートを受けながら応募や面接準備を進められるので安心です。
4.期間工から正社員になる
期間工から正社員になる道は、ニートからキャリアをスタートすおすすめの方法です。具体的な事例を挙げるとトヨタ自動車では、5年間で1,000人以上が期間工から正社員に登用されています。
ただし、期間工から正社員になるには半年以上の勤務や上司の推薦、正社員登用試験の合格が必要になるため、簡単に正社員採用されないことは理解しておきましょう。
5.地域若者サポートステーションで就職支援を受ける
地域若者サポートステーション(サポステ)は、ニートから正社員を目指す方が利用できる公的な機関です。
15歳から49歳を対象に、キャリアカウンセラーが相談や就職活動のサポートを実施しています。
主な支援内容は自己分析の手助けや履歴書の作成、面接練習、職場体験の提供などです。個別相談では一人ひとりの状況に合わせたアドバイスを受けられるため、自信を持って就職活動を進められます。
6.ジョブカフェで求人を探してみる
ジョブカフェは若者向けの就職支援施設で、都道府県が運営しています。無料で利用ができ、キャリアカウンセリングや適職診断、就職セミナー、求人情報の提供など多彩なサービスを受けられるのが特徴です。
利用方法は受付で利用者登録を実施し、キャリアカウンセリングの予約を取得するだけです。リラックスできるカフェのような雰囲気で、就職活動に不安があるニートの方でも気軽に相談できます。
7.就職・転職エージェントで正社員求人を紹介してもらう
就職・転職エージェントを活用することで、ニートから正社員へ就職できる確率が大きく向上する事例もあります。
とくにニートやフリーターに特化した就職・転職エージェントを利用すると、成功率を高められるでしょう。まずは信頼できる就職・転職エージェントに登録し、無料相談してみてください。
ニートから正社員になるためのコツ|3選
ニートから正社員になるには、以下のようなコツがあります。
- 未経験者歓迎の求人に応募する
- 就活しながらビジネススキルの勉強をする
- 書類選考なしで面接できる就職・転職エージェントを利用する
詳しく解説します。
未経験者歓迎の求人に応募する
ニートから正社員を目指す際、未経験者歓迎の求人に応募することで採用確率が向上します。未経験者歓迎の求人は、経験がなくても意欲やポテンシャルを重視して採用する企業が多いため、職歴に不安がある方でも挑戦しやすくなっています。
たとえば、営業職やサービス業、建設業などは未経験者を積極的に採用しており、ニートの方でも挑戦しやすい仕事です。
ニートの方は未経験者歓迎の求人情報を積極的に収集し、自分の興味や適性に合った職種の求人に応募してみましょう。
就活しながらビジネススキルの勉強をする
正社員を目指すなら、就活と同時にビジネススキルを学ぶと書類選考や面接の通過率向上が期待できます。最近では、オンライン講座や書籍なども充実しているので、興味がある講座や書籍を利用してビジネススキルを磨き正社員を目指してみてください。
書類選考なしで面接できる就職・転職エージェントを利用する
ニートに特化している就職・転職エージェントを利用すれば、書類選考なしで直接面接可能な求人を紹介してもらえる場合があります。
書類選考なしで面接できる求人であれば、履歴書や職歴に自信がない場合でも、人柄や意欲を面接で直接アピールできるため、書類選考の壁を気にせず就職活動ができるでしょう。
ニートからできる限り早く就職したい方は、ニートに特化している就職・転職エージェントに一度相談してみてください。
ニートから正社員を目指せるおすすめの業界と職種|5選
ここでは、ニートから正社員を目指せるおすすめの業界と職種を5つ紹介します。
- IT業界(エンジニアやデザイナーなど)
- 物流業界(配送ドライバーやフォークリフトオペレーターなど)
- 製造業界(製造オペレーターや品質管理など)
- 介護業界(介護士やケアマネージャーなど)
- 小売業界(販売スタッフやバイザーなど)
IT業界(エンジニアやデザイナーなど)
IT業界は、ニートから正社員を目指せる業界の一つです。エンジニアやデザイナーの職種は人手不足が続いており、多くの企業が未経験者を育成して採用する体制を整えています。
とくにプログラミングやデザインスキルなどの需要が高く、オンラインスクールや無料教材を活用すれば短期間で基礎を学べます。オンライン学習や職業訓練を活用し、未経験者歓迎の求人に積極的に応募してみましょう。
物流業界(配送ドライバーやフォークリフトオペレーターなど)
物流業界は慢性的な人手不足が続いており、ニートの方でも正社員を目指しやすい業界です。配送ドライバーやフォークリフトオペレーターなどの職種は、EC需要の拡大に伴い採用ニーズが高まっています。
中型・大型免許やフォークリフト運転技能講習が必要ですが、資格取得支援をおこなう企業も多く、未経験でも挑戦しやすい環境が整っています。
製造業界(製造オペレーターや品質管理など)
製造業界は未経験者歓迎の求人が多く、ニートから正社員を目指す方におすすめです。製造業界は人手不足が続いており、学歴や職歴を問わない企業が多く存在しています。
製造オペレーターや品質管理の職種では業務内容がマニュアル化されており、ニートの方でも比較的取り組みやすい仕事です。
介護業界(介護士やケアマネージャーなど)
介護業界は人手不足が深刻なため、ニートから正社員を目指す方にとってはじめやすい業界です。
また、働きながら資格取得できる職場も多く「介護職員初任者研修」「ケアマネージャー」などを取得することで給与アップも可能です。
小売業界(販売スタッフやバイザーなど)
小売業界は、ニートから正社員を目指すのに適した業界です。人手不足が続き、経験や資格がなくても採用されやすい特徴があります。
販売スタッフや店舗運営アシスタントの仕事は、研修を通じてビジネスマナーや接客スキルを習得でき、キャリアアップのチャンスも豊富です。
アルバイトや契約社員からはじめ、正社員登用を目指せる企業が多いのも魅力の一つでしょう。
ニートから正社員になれない人の特徴|3選
ニートから正社員になれない人の特徴は、次のとおりです。
- 環境の変化に対応できない
- 就職・転職活動自体に取り組まない
- 仕事へのこだわりが強すぎる
それぞれみてみましょう。
環境の変化に対応できない
正社員として働くには新しい業務内容や人間関係、生活リズムの変化に適応する必要があります。
しかし、長期間社会と接点がないと生活環境の変化がストレスとなり、仕事に馴染めず「早く仕事を辞めたい…」と離職リスクも高まってしまう可能性はあります。
そのため、環境の変化に対応できない恐れがある場合、短時間のアルバイトやボランティア活動で生活リズムを整え、社会との接点を増やす必要があるでしょう。
また、就職支援サービスを活用して必要なスキルやマナーを身につけると、スムーズに職場に馴染めます。少しずつ社会環境に慣れながら、正社員として安定したキャリアを目指してみてください。
就職・転職活動自体に取り組まない
就職・転職活動をはじめない限り、ニートから正社員への道は開けません。そのため、求人に応募したり、履歴書を準備したりといった行動をしましょう。
何もせずに時間が経つほどブランクが長引き、正社員になるのがさらに難しくなります。まずは求人を検索したり、就職・転職エージェントに相談したりするなど、簡単なことからはじめましょう。
仕事へのこだわりが強すぎる
仕事へのこだわりが強すぎると、正社員になるチャンスを逃してしまいかねません。とくに未経験でニートの場合、条件の厳しい企業では採用される確率が低く、就職・転職活動が行き詰まる原因になります。
このため、理想の条件に固執しすぎると応募できる求人が限られ、結果として就職・転職活動が長引くケースもあるでしょう。
仕事へのこだわりを持つより、応募できる求人を増やし、就職・転職活動を前進させるようにしてみてください。
ニートにおすすめの就職・転職エージェント|3選
ここでは、ニートにおすすめの就職・転職エージェントを厳選して紹介します。
- えーかおキャリア
- 就職カレッジ
- ハタラクティブ
えーかおキャリア

【えーかおキャリアの特徴】
- 入社1年後の定着率が97%の実績がある
- 状況に合わせてサポートが受けられる
- キャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれる
えーかおキャリアは、未経験から正社員を目指す20代に特化した就職・転職エージェントです。
対象エリアは関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)と大阪に絞られており、地域に特化した求人を紹介してもらえます。また、入社後1年の定着率が97%と高い実績があり、ニートの方でも安心して利用できます。
【こんな方におすすめ】
- 東京・大阪に住んでいる20代の方
- 未経験の業界に挑戦したい方
- 就活を早めに済ませたい方
キャリアスタート

【キャリアスタートの特徴】
- 量より質をコンセプトに就活サポートをしている
- 面接対策のレベルが高い
- 高年収の中小企業求人が多い
「キャリアスタート」の大きな魅力は、量より質を重視した就活サポートを提供している点です。とくに面接対策には力を入れており、実践的なアドバイスを受けられるため、面接に自信がない方でもしっかりと準備ができます。
また、高年収の中小企業の求人が多いのも特徴で、待遇面を重視する方にもおすすめです。
「学歴に自信がないけれど正社員を目指したい…」「できるだけ早く内定をもらいたい…」と思っているなら、「キャリアスタート」を活用してみてください。
【こんな方におすすめ】
- 東京・名古屋・大阪・京都に住んでいる第二新卒の方
- ブラック企業へ入社したくない方
- 書類選考になかなか通過しない方
アメキャリ

【アメキャリの特徴】
- Google顧客満足度が★4.9と高評価
- スマホ面談をしている
- 土日もマンツーマンサポート実施している
「アメキャリ」の一番の特徴は、Google顧客満足度4.9で高評価を得られている点です。このように実際、利用した方の信頼を得ているからこそ、安心して相談できます。
また、土日も対応してくれているため、平日忙しい方でも自分のペースで進められます。「忙しくて就職活動の時間がない…」と悩んでいる方は、一度無料登録して相談してみてください。
【こんな方におすすめ】
- 20代・既卒・フリーターで就職活動がはじめての方
- やりたいことが決まってない方
- 社会人経験が一度もない方
ニートから正社員になる方法に関するよくある質問
ニートから正社員になる方法に関するよくある質問を3つ紹介します。
- ニートから正社員になれるのは何歳までですか?
- ニートはいつまで許される?
- 35歳以上のニートはなんて呼ばれますか?
ニートから正社員になれるのは何歳までですか?
ニートから正社員になれる年齢に上限はありません。ただし、年齢が高くなるにつれて就職の難易度は上がります。年齢による正社員就職の難易度を簡単にまとめると、次のような傾向があります。
- 20代であればスキルよりも将来性や体力面が評価されやすい
- 30代以降は実務経験や専門的なスキルが求められる
このように年齢が高くなるにつれて、就職・転職する難易度が高くなる点は理解しておきましょう。
ニートはいつまで許される?
ニートは統計上34歳までとされますが、社会復帰は早いほど有利です。20代前半は未経験でも採用されやすいですが、30歳を超えると正社員就職が難しくなる傾向があります。
ニートから正社員を目指している方はできる限り早く就職・転職活動をするようにしましょう。
35歳以上のニートはなんて呼ばれますか?
一般的にニートは15歳から34歳までの若年者を指します。35歳以上の方には明確な定義はありませんが、「中年無業者」「中年ニート」「高齢ニート」と呼ばれています。
まとめ:ニートから正社員になるには就職・転職エージェントの活用がおすすめ
年齢や住まいなど、家庭環境によりますがニートから正社員になるのは可能です。
しかし、ニート期間が長くなってしまうと一般会社員や学生と比べ就職・転職への難易度が上がります。そのため、ニートの方は就職・転職エージェントの活用がポイントとなるでしょう。
「ニートでも利用できる仕事があるのか知りたい…」「今後どのようなキャリア形成すればいいのか…」と不安な方は、ニートでも利用できる就職・転職エージェントをうまく活用してみてください。