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大卒フリーターはやばい?割合や正社員転職を目指す際のポイントなどを解説

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大卒フリーターの中には「正社員になれなかった自分はダメなのではないか?」と不安に感じる人もいるでしょう。しかし、大卒フリーターになる人は、毎年一定数存在します。また、それぞれで事情もあるため、過度に不安を感じる必要もありません。

大卒フリーターであっても、「自己分析でフリーター経験で得た強みやスキルを洗い出す」「資格を取得する」「入念な面接準備に取り組む」といったポイントを意識すれば、十分に転職は可能です。

本記事では、大卒フリーターが「やばい」といわれる理由や正社員転職を目指す際のポイントなどを解説します。

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大卒フリーターになる割合

大卒フリーターになる人は、一定の割合で存在します。

厚生労働省の調査によると、令和6年12月1日時点における「令和7年3月に卒業予定で内定を持っている人の割合」は、84.3%でした。つまり、大学卒業後に正社員として就職しない人の割合は「100%ー84.3%=15.7%」です。

もちろん厳密にいえば、上記の15.7%にはフリーターではない人が混ざっています。また、卒業確定後に数値が変動している可能性がある点にも注意しましょう。

参照:厚生労働省|令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します

男女ともに大卒フリーターは毎年一定の割合で存在している

上記のデータを細かくチェックすると、大卒フリーターは男女ともに、毎年一定数は存在していることがわかります。

【男性】

  • 令和2年12月時点:100%ー80.4%=19.6%
  • 令和3年12月時点:100%ー81.3%=18.7%
  • 令和4年12月時点:100%ー82.8%=17.2%
  • 令和5年12月時点:100%ー85%=15%
  • 令和6年12月時点:100%ー83.3%=16.7%

【女性】

  • 令和2年12月時点:100%ー84.3%=15.7%
  • 令和3年12月時点:100%ー85%​​=15%
  • 令和4年12月時点:100%ー86.5%=13.5%
  • 令和5年12月時点:100%ー87.2%=12.8%
  • 令和6年12月時点:100%ー85.5%=14.5%

大卒フリーターになる原因としては、不景気や感染症の流行など、さまざまなものが挙げられます。

いずれにしても、毎年15%近くは大卒フリーターになる人がいるとわかります。このように、必ずしも全員が正社員になるわけではないため、「大卒で定職に付けなかったのだが大丈夫だろうか?」と過度に不安を感じる必要はありません。

大卒フリーターになる主な理由

大卒フリーターになる主な理由としては、大きく以下の3つが挙げられます。

  • 新卒の就活で採用されなかった
  • 新卒で就職したが短期離職してしまった
  • そもそも新卒で就活しなかった

新卒の就活で採用されなかった

新卒で就活したが、以下のような理由で採用されなかった人もいます。

  • 社会情勢の変化や不景気の影響で採用枠が減った
  • 十分に選考対策できず自分の魅力をアピールできなかった
  • 志望企業の条件を絞りきれず内定を取れないまま卒業してしまった
  • 内定は持っていたが、本命企業に受からなかった

新卒で就職したが短期離職してしまった

大卒フリーターの中には、「新卒で就職したがすぐに辞めてしまった」という人もいます。早期退職する人の背景は、以下のようにさまざまです。

  • ハラスメントを受けた
  • 仕事内容が自分のイメージと著しく違った
  • 残業が過度に多かった
  • 会社が倒産した
  • 実際に働いてみると社風が合わなかった

こうした背景があるため、「生活のためにとりあえずアルバイトしている」「働く自信を失ってしまい正社員で働きたくない」といった人もいるでしょう。

そもそも新卒で就活しなかった

以下のような理由で、そもそも就活をせずに大卒フリーターとなった人もいます。

  • 自分が興味を持てる企業が見つからなかった
  • やりたいことを見つけるために留学していた
  • どうしても就活へのやる気が出なかった
  • 働くこと自体が怖い

大学生は社会で働いた経験がないため、上記のように「本当に自分はここで働くべきなのだろうか?」「労働そのものへの不安があって踏み出せない」といった状態になっても不思議ではありません。

中には「実家がサポートしてくれるので新卒で就職しなくても生活できた」という人もいます。

大卒フリーターが「勝ち組」といわれる理由

大卒フリーターへのイメージは、人によってさまざまです。まず「大卒フリーターが勝ち組」といわれる理由としては、以下が挙げられます。

  • スケジュールに合わせて融通を利かせやすい
  • 基本的に残業がないため自由な時間が多い
  • 仕事の範囲が決まっており責任は重くない
  • さまざまな仕事に挑戦しやすい

スケジュールに合わせて融通を利かせやすい

正社員は「1日8時間・週5日働く」ことが一般的です。現在では「週休3日」「フレックスタイム制」といったさまざまな働き方が広まっているため、ある程度は自由に働きやすい環境が整っています。とはいえ、1週間の大半を仕事に費やすことに変わりはないため、人によっては不自由さを感じるかもしれません。

フリーターの場合、シフト制で働くことが基本です。そのため、家庭の事情やプライベートの予定、体調、気分など、自分の都合やスケジュールに合わせて勤務時間に融通を利かせられます。「夜は趣味に時間を使いたい」「午前はゆっくりしたいので午後から働く」など、自分の気持ちを優先させてストレスフリーで働けるというのは魅力的です。

基本的に残業がないため自由な時間が多い

正社員の場合、以下のような状況になると残業せざるを得ないケースがあります。

  • 緊急のトラブル対応が必要になった
  • シフトに入っていたスタッフが飛んだので急遽代わることになった
  • 繁忙期に突入した
  • クライアントから急ぎで修正対応を依頼された

上記のような理由で残業しても、企業によっては満額の残業代が出ないこともあります。自分の時間が潰れるうえ給料もほぼ変わらないというのは、大きなストレスを感じるでしょう。

フリーターであれば、基本的に働くのはシフトで決めた時間分のみです。残業の必要はないため、自分のプライベートを優先できます。仮に残業する場合でも、延長分の時給は支払われるため、金銭的な不満も感じにくいでしょう。

仕事の範囲が決まっており責任は重くない

正社員の場合は、経験年数や本人のスキルによって、以下のように幅広い範囲の業務を任されます。

  • 部下のマネジメント業務
  • 新規プロジェクトの立ち上げ
  • 経営に関わる意思決定
  • 顧客との交渉や調整

いずれも影響を与える範囲が大きく責任も重いため、人によっては過度なストレスを感じるでしょう。とくに「マルチタスクが苦手」「他人とのコミュニケーションが苦手」という人にとって、業務を幅広くチェックしなければいけないというのは大変かもしれません。

フリーターの場合、基本的に仕事の範囲が決まっています。たとえば接客業であれば、レジ打ちや接客、品出しなどのルーティンワークに限定されます。店舗運営のように、責任が大きい仕事を任されることはほぼありません。大きな責任を負う必要がないため、精神的なプレッシャーも感じにくいでしょう。

さまざまな仕事に挑戦しやすい

正社員の場合、ほとんどの時間を本業に費やすため、そもそも別の仕事に挑戦する余裕はないでしょう。企業によっては副業を禁止しているため、なかなか「幅広い業種・職種の仕事に挑戦して知見を広げる」というのは難しいかもしれません。

フリーターは働き方の制限がないため、「複数の仕事を掛け持ちする」「副業に挑戦してスキルアップを図る」といった形で、さまざまな業務に挑戦できます。多くの仕事に取り組んで一番マッチする働き方が見つかれば、正社員として転職する際に、企業選びの参考にできるでしょう。

大卒フリーターが「やばい」「もったいない」といわれる理由

一方、以下のような理由で大卒フリーターは「やばい」「もったいない」といわれることもあります。

  • キャリアおよびスキルアップは難しい
  • 毎月の収入が安定しない
  • 生涯賃金が正社員よりも低い
  • 社会的信用が低い
  • 正社員より解雇リスクが高い

キャリアおよびスキルアップは難しい

アルバイトは正社員と異なり、責任が重い仕事や高いスキルが必要な業務はほぼ割り振られません。そのため、精神的なストレスを感じにくいですが、キャリアアップにつながるスキルも身に付きにくいでしょう。

とくに年齢が上がると、転職の際に「過去の実績」「専門スキルの有無」などで評価されます。そのため、いざステップアップのために転職しようと思っても、長年フリーターを続けていると、どうしても募集できる職種の選択肢が少なくなってしまうでしょう。

毎月の収入が安定しない

正社員は月給制での勤務が一般的です。勤務日数が減っても基本的に給料は変わりません。

一方でフリーターは、時給制での勤務が一般的なため、働いた時間数に応じて給料が変動します。「家庭の事情や病気で休んでしまった」「祝日が多く出勤日数が減った」という場合、収入は大きく低下するでしょう。さらに職場のシフト状態によっては、自分が勤務を希望しても「人手は足りているので調整できない」ということもあり得ます。

自分のスケジュールに合わせて働けるのは魅力的ですが、労働時間分が給料に直結するのはデメリットではあります。

生涯賃金が正社員よりも低い

正社員とフリーターの平均生涯賃金を比較すると、以下のようにフリーターのほうが低い傾向にあります。

  • 正社員:男性2億5,000万円・女性2億円
  • フリーター:男性1億5,000万円・女性1億2,000万円

参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構|生涯賃金など生涯に関する指標

正社員の場合、「企業規模が大きく業績が好調である」「退職金を支給している」といった企業であれば、さらに生涯賃金額は高くなります。

フリーターは残業代が満額支給されるため、一見すると正社員より給料が高いと思われるかもしれません。しかし、正社員はキャリアを積み重ねると、昇格や昇給、ボーナス、インセンティブなどで給料に上乗せされるため、最終的な年収はフリーターより高くなります。

社会的信用が低い

フリーターは「毎月の収入が安定していない」「生涯賃金が低い」といった理由で、どうしても社会的信用が低くなります。信用が低いと、クレジットカード作成や住宅ローン、車のローン、物件入居時などの審査で落とされるかもしれません。必然的に購入できる物が限られたり住む場所の選択肢が狭くなったりするため、長期的に損する可能性が高いでしょう。

正社員より解雇リスクが高い

企業が正社員を解雇するには、以下のような条件に該当している必要があります。

  • 勤務成績の改善に向けて指導し続けたが、ほぼ改善の見込みがない
  • 業績が大きく悪化したため、リストラをしないと経営を存続できない
  • 犯罪行為や非行など、重大なルール違反に該当する行為をおこなった

参照:厚生労働省|しっかりマスター労働基準法

解雇のハードルが高いため、よほどの問題を起こさなければ安定して働けるでしょう。

一方でフリーターは、一定期間ごとに契約更新をおこなうことが一般的です。そのため、契約更新のタイミングで企業から契約を断られる可能性もあります。また、大きな問題を起こしていなくても、人員整理のために正社員より先にリストラされることもあるでしょう。

もし、ある程度の年齢になった状態で職場をいきなり解雇されると、次の仕事先を見つけるのに苦労するかもしれません。

「大卒フリーターでやばい」と思ったら早めに正社員転職を目指そう

このように、大卒フリーターは「勝ち組」といわれる一方で、「やばい」「もったいない」と思われることもあります。

短期的に見ると、「ストレスがかからない」「残業代が満額支払われる」というのはメリットかもしれません。しかし、トータルの年収額や将来のキャリアアップなどを踏まえると、大卒フリーターを続けることに不安を覚える人もいるでしょう。

両者の意見を踏まえたうえで、正社員への転職を決めたのであれば、なるべく早めに活動することが大切です。転職活動では、年齢が若いほどポテンシャルを期待して採用される可能性が高まるため、少しずつでも進めておきましょう。

実際の調査でも、多少の差はありつつも以下のように「フリーター期間が短いほど正社員への転職成功確率が高くなる」ということがわかっています。

フリーター期間正社員への転職成功率
6ヵ月以内64%
7ヵ月から1年58.3%
1年から2年52.2%
2年から3年58.9%
3年超48.9%

参照:厚生労働省|正社員?フリーター?何が違うの? p.6

大卒後3年以内なら新卒枠を活用できる

さらに厚生労働省は、企業に対し「大学卒業後に少なくとも3年間は応募できるよう努力する」「採用時になるべく上限年齢を設けない」という点を要請しています。

そのため、企業によっては「大卒後3年以内」なら新卒枠での転職が可能です。新卒枠であれば、卒業直後と同じようにポテンシャルを期待して採用される可能性が高まります。

もしかすると新卒で諦めた企業に再チャレンジできるかもしれないため、早めに動き出すに越したことはありません。

参照:厚生労働省|【事業主の皆さまへ】卒業後3年以内の既卒者は、「新卒枠」での応募受付を!

エージェント名 評価 ポイント
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充実したサポートで定着しやすい企業に出会える!
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大卒フリーターが正社員転職を目指す際のポイント

大卒フリーターが正社員転職を目指す際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 自己分析をおこないフリーター経験で得た強みやスキルを洗い出す
  • 入念な業界・企業研究に取り組む
  • 資格を取得しておく
  • 面接準備および履歴書作成といった選考対策に入念に取り組む
  • 「未経験歓迎」など大卒フリーターが就職しやすい仕事をチェックする
  • 希望条件に優先順位を付けておく
  • 期間を決めて集中して転職活動をおこなう
  • いきなり正社員が難しければ契約社員を目指す
  • 転職エージェントやハローワークなどの支援サービスも活用する

自己分析をおこないフリーター経験で得た強みやスキルを洗い出す

正社員であるかどうかに関わらず、真面目に勤務していれば何らかのスキルや強みが身に付くはずです。

最初に自己分析をおこない、そうしたフリーター経験で身に付けたスキルや強みを洗い出しましょう。自分の魅力を明確化しておけば、転職活動でアピールすべき部分を適切にまとめられます。

「成果を出すため自分なりにどんな工夫をおこなったか?」「具体的にどんなスキルを身に付けて・何ができるようになったか?」などを中心に洗い出しましょう。

入念な業界・企業研究に取り組む

業界・企業研究に取り組んで、自分の志望先に関する理解を深めましょう。正しい知識を身に付けることで、以下のような内容を踏まえ、転職活動で正しい方向性で自分の魅力をアピールできます。

  • 業界で活躍するために必要なスキルは?
  • 志望企業の社風が自分にマッチしているか?
  • 成果を出す人の特徴は?

たとえば、志望業界で最重要視されるスキルが「対人能力」なのであれば、自分のアルバイト経験を絡めて「過去にどんな場面で・自分のコミュニケーション能力を使って問題を解決してのか?」を中心にアピールするとよいでしょう。

資格を取得しておく

志望企業や業界で必要な資格があれば、可能な限り入社までに取得しましょう。資格を取得しておけば、入社後に必要な知識やスキルの基礎を身に付けられるため、未経験でもスムーズに業務に取り掛かれます。企業によっては資格手当が付与されるため、早い段階で収入アップを実現できるかもしれません。

また、企業からしても「未経験でも自発的に勉強する姿勢」を評価できるため、転職活動時にプラスの印象を与えられるでしょう。

おすすめの資格については、以下の記事で解説しています。ニートに限らず幅広い場面で活躍する資格を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

関連記事:資格取得でニートから抜け出せる!おすすめの勉強法や取るべき7つの資格を紹介

面接準備および履歴書作成といった選考対策に入念に取り組む

自己分析や資格取得も大切ですが、面接準備や履歴書作成などの選考対策にも入念に取り組みましょう。

面接でフリーター経験を持つ求職者へ聞かれる質問は、ある程度決まっています。スムーズに回答できないと準備不足のイメージを与えるため、必ず対策しましょう。

大卒フリーターが聞かれやすい質問の例は、以下のとおりです。

  • なぜ新卒で就職しなかったのですか?
  • なぜ今回正社員として就職しようと決意したのですか?
  • ブランク期間は何をしていましたか?

その他の質問例や具体的な対策方法などは、以下の記事で解説しています。

関連記事:既卒の面接で好印象を残すには? 既卒ならではの質問への回答例10選

履歴書・職務経歴書では、過去のアルバイト経験を振り返り、担当業務や身に付けたスキル、実績などを具体的にまとめましょう。自己分析で洗い出した強みやスキルをもとに数字を交えながらまとめると、過去の業務経験を詳しく伝えられます。

選考対策については、模擬面接をおこないフィードバックをもらったり、作成した履歴書・職務経歴書を添削してもらったりしましょう。第三者から客観的な意見をもらうことで、より効率的に面接の中身や書類の書き方などをブラッシュアップできます。

「未経験歓迎」など大卒フリーターが就職しやすい仕事をチェックする

未経験歓迎を掲げている仕事は採用の門戸を広げているため、大卒フリーターでも挑戦しやすいでしょう。

未経験歓迎を掲げるケースが多い仕事として、たとえば以下が挙げられます。

事務職

資料作成やデータ入力、電話対応、来客対応などのバックオフィス業務をおこないます。ルーティンワークがメインのため、未経験でも挑戦できます。

営業職

「商材やサービスの知識は入社後に身に付ければOK」というケースが多いため、未経験から挑戦できます。営業成績を伸ばせれば、インセンティブによる収入アップも見込めるでしょう。

販売職

接客や商品説明、レジ対応、商品陳列といったルーティンワークがメインとなるため、未経験の大卒フリーターでも挑戦できます。

介護職

身体介助(食事や入浴、排泄サポートなど)やレクリエーション活動の実施、生活相談といった幅広い業務をおこないます。少子高齢化の進行に伴い、採用ニーズが高まっています。

プログラマー

人材不足に悩んでいる企業が多いため、未経験から育成してもらいやすいでしょう。実務経験を積んで「プログラミングスキル」という強みを身に付けることで、将来のキャリアの幅を広げられる点も魅力です。

各仕事の特徴や年収目安などは、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:フリーターからでもなれる職業14選!失敗しない就職選びの極意を徹底解説

希望条件に優先順位を付けておく

転職先への希望条件を洗い出したら、優先順位を付けておきましょう。「絶対に収入アップだけは実現したい」「フリーター時代の経験を活かせる仕事で働きたい」といった優先順位を決めておくことで、企業選びで悩む時間を減らして、スムーズに転職活動を進められます。

とくに大卒フリーターの場合は、少しでも若い間に転職活動を進めることが大切です。年齢を重ねてしまうと、どうしても実績や具体的なスキルを重視されやすくなるため、正社員経験がない状態では厳しい戦いとなるでしょう。

期間を決めて集中して転職活動をおこなう

転職活動では、自分が納得できる企業を見つけて、後悔が残らない形で入社することが重要です。とはいえ希望条件にこだわりすぎると、ズルズルと時間だけが経ってしまい、どんどん入社までの期間が伸びてしまいます。

フリーター期間が長いと転職活動の難易度も高まるため、期間を決めて集中して企業を探しましょう。

いきなり正社員が難しければ契約社員を目指す

大卒フリーターの中には、「ハラスメントに巻き込まれてしまい正社員に抵抗がある」「自分のやりたくない業務を強制されることが耐えられなかった」という人もいるでしょう。

そうした場合は、無理に正社員を目指す必要はありません。まずは契約社員からはじめて、将来的に正社員を目指すこともおすすめです。

契約社員は期間に定めがある「有期契約」であるため、正社員ほどは安定していません。とはいえ、正社員ほどの責任を負わされることもないため、「正社員の復帰前に業務に慣れたい」「職場の雰囲気を確かめておきたい」といった人におすすめです。

転職エージェントやハローワークなどの支援サービスも活用する

「正社員経験がないので転職できるか不安」という場合は、転職エージェントやハローワークといった、転職活動を支援してくれるサービスも利用しましょう。

いずれのサービスでも、正社員転職の支援経験が豊富なプロから以下のようなサポートが受けられます。

  • 希望にマッチする求人の紹介
  • 面接練習
  • 履歴書・職務経歴書の添削

大卒フリーターのサポート経験もあるため、「アルバイトからでも正社員に転職しやすい仕事」「未経験から採用されるためにアピールすべきスキル」といった専門的なアドバイスを教えてもらえます。

とくに転職エージェントについては、サービスによって「フリーター向け」「未経験者向け」を打ち出しているため、より自分の状況に合わせたアドバイスをもらえるでしょう。

大卒フリーターが正社員を目指す際におすすめの転職エージェント3選

大卒フリーターが正社員を目指す際におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。

  • キャリアスタート
  • えーかおキャリア
  • ツナグバ

キャリアスタート

・内定率86%を誇る
・入社後の定着率は92%を誇り、フリーターからでも安心して働ける
・フリーターの転職活動に役立つ情報を発信

キャリアスタートは、第二新卒や既卒向けの転職エージェントです。選考時は企業や求職者の特徴を踏まえた面接トレーニングを実施しており、内定率は86%を誇ります。第二新卒や既卒の支援経験が豊富なため、フリーターが正社員に転職する際のコツを含め、的確なアドバイスを受けられるでしょう。

求人については、本人の希望や性格、特性、スキルを踏まえて紹介してくれます。その結果、入社後の定着率は92%を誇っており、求人紹介におけるミスマッチの少なさを実感できるでしょう。

自社メディアも展開しており、「フリーターが就活を成功させるコツ」なども含めて役立つ情報を発信しています。こうしたメディアで知識をインプットしたうえで転職活動に臨めば、希望の企業へ入社できる可能性を高められるでしょう。

キャリアスタートの評判や利用時の注意点などは、以下の点に解説しています。

関連記事:キャリアスタートの評判はやばい?実際に口コミをもとに徹底解説

えーかおキャリア

・「未経験歓迎」の求人が60%を超える
・若手育成に積極的な企業が多い
・企業リサーチ専門の担当者から求人に関する最新情報を共有してもらえる

えーかおキャリアは、未経験から挑戦できる求人を豊富に抱える転職エージェントです。60%を超える求人が未経験歓迎を掲げており、大卒フリーターからでも気軽に挑戦できます。

求人企業も20代の育成に積極的であるケースがほとんど。「手厚い研修を実施している」「資格取得に必要な費用を負担してくれる」といった企業が多いため、正社員経験がない人でも安心して働けます。

また、キャリアアドバイザーとは別で、求人企業とやり取りして最新情報をリサーチする専門部隊が在籍しています。そのため、企業への理解度を正しく深めて、効果的な対策を実施できるでしょう。

ツナグバ

・第二新卒に特化したサポートを提供
・さまざまな業界で経験を持つアドバイザーがサポート
・最短2週間で内定を獲得できる

ツナグバは、第二新卒に特化したサポートを提供している転職エージェントです。大企業やベンチャーといった幅広い求人から、求職者の長期的なキャリアプランにマッチする企業を紹介してくれます。

アドバイザーは、金融やITコンサル、メーカー、不動産、通信、学校教員など、幅広い業界・職種での実務経験を持っています。そのため、自身の経験をもとに「業界ならではの転職のコツ」といった的確なアドバイスを提供してくれるでしょう。

最短2週間での内定獲得も可能なため、「年齢が高いのであまり転職活動に時間をかけられない」といった人でも利用しやすい点が魅力です。

まとめ|大卒フリーターが正社員転職を目指すなら早めに行動しよう!

大卒でフリーターになる人は、毎年15%前後は存在しています。そのため「新卒で就職できなかった自分はダメなのではないか?」と過度に不安を感じる必要はありません。

フリーターであっても「自己分析をおこなってフリーター経験で得た強みやスキルを洗い出す」「業界・企業研究に取り組む」「未経験歓迎の仕事を中心にチェックする」といったポイントを意識すれば、正社員への転職は十分に可能です。

より転職の成功確率を高めるには、転職エージェントも利用しましょう。転職エージェントであれば、大卒フリーターも含めて数多くの求職者を支援してきたプロから、面接対策やキャリアコーチングといった幅広いサポートを受けられます。

「第二新卒向け」「既卒向け」などを打ち出している転職エージェントもあるため、積極的に活用しましょう。

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