
高卒でも「勝ち組職業」に就職することは可能です。
具体的な職業としては営業やエンジニア、インフラ業、事務職などが挙げられます。
ただし、勝ち組の定義は人によって異なるため、性格や今後のキャリア、重視するポイントなどを踏まえ、自分にとってベストな職業を選ぶことが大切です。
また、「実力主義の企業を選ぶ」「高卒社員でもキャリアアップが望める企業を選ぶ」などのポイントも押さえることで、より自分にとって勝ち組といえる仕事に就職しやすくなるでしょう。
本記事では、高卒で勝ち組になるメリットや具体的な勝ち組職業、就職を成功させるポイントなどを解説します。
目次
【前提】「勝ち組」の定義は人によって異なる
前提として「勝ち組職業」の定義は、個人の価値観や希望するキャリアなどによって異なります。
たとえば、以下のようなイメージです。
- 給料が高い
- 休日が多い
- 福利厚生が手厚い
- 出社の必要がない
- 仕事のプレッシャーが少ない
- 安定して長く働ける
- 高卒でもキャリアアップを狙える
- 就職のハードルが低い
このように判断基準は人によって異なるため、まずは自分にとっての「勝ち組」の定義を決めましょう。
自分なりの判断基準を定めることで、周囲の価値観に左右されず一番マッチする職業を選択できます。
高卒で勝ち組になるメリット
高卒で勝ち組になるメリットは、以下のとおりです。
- 高い年収を稼ぐことができる
- 自分のキャリアを選べる
- キャリアアップを図ることができる
- 早いうちから役職に就ける
高い年収を稼ぐことができる
勝ち組の定義は人によって異なりますが、「高い年収を稼ぐこと」をイメージするケースが多いでしょう。
もちろん、年収がすべてではありません。
しかし、高年収のほうが生活に余裕を持てるため、マイホーム購入や趣味への投資など「自分が望むこと」にお金を使い、人生を豊かにできるでしょう。
とくに高卒は、一般的な大卒より4年程度早く働くことになります。
自分のキャリアを選べる
自分にマッチする仕事は、実際に働いてみないとわからないものです。
高卒であれば、若い間に実務を通じて仕事の適正を正確に判断できます。早い段階で自分にマッチする仕事を見つけられれば、より充実した社会人生活を送れるでしょう。
キャリアアップを図ることができる
高卒は企業での勤務経験が長くなるため、スキルや能力を身に付けやすくなります。
早い段階で専門スキルを身に付ければ、将来的に転職してさらなるキャリアアップを図れるでしょう。
とくに現在は、政府が企業に「高年齢者の雇用に関するルール制定」を要請するなど、年齢を問わず働くことが当たり前になりつつあります。
こうしたなかでは、長期的にキャリアアップを目指し、何歳からでも理想の仕事に就ける状態を作ることが重要です。
早いうちから役職に就ける
早い段階から働くことで、若い間に責任ある役職を任される可能性があります。
役職を経てマネジメントなどの難しい経験を積み重ねれば、自分の市場価値は上がり将来的なキャリアの選択肢も広がるでしょう。
高卒にとっての勝ち組職業を紹介
勝ち組の定義は人によって異なりますが、ある程度「勝ち組と思われやすい職業」は決まっています。以下で紹介しているため、自分が職業を探す際の参考にしてください。
高卒にとっての勝ち組職業
- 営業職
- エンジニア
- インフラ業
- 介護職
- 製造業
- 事務職
- 運送業
- 建設業
- 公務員
営業職
営業職は、顧客の悩みやニーズをヒアリングし、課題を解決できる商品・サービスを提案する職業です。有形・無形を問わず幅広い商材を扱う職業であり、形態も「新規に飛び込みで提案する」「ルート営業で既存をフォローする」など、企業によってさまざまです。
多くの営業職ではインセンティブ制度が設計されているため、「成果を出すほど稼げる」という特徴があります。
とくに不動産や保険のように、金額が大きい商材を扱う企業ほど高いインセンティブが期待できるでしょう。
「特別な資格は不要」「商材の知識は入社後の研修で身に付ければOK」という企業も多いため、高卒未経験から挑戦して高年収を狙えます。
平均年収は業界によって異なります。たとえば「食品業界は約579万円」「IT業界は約620万円」です。
参照:jobtag | 食品営業(食品メーカー)
jobtag | 営業(IT)
エンジニア
インターネットやAIなどの発達により、IT業界の市場規模は以下のように拡大しています。
画像引用元:総務省 | ICT市場の動向p.3
また、エンジニアの種類も以下のように増えています。
- プログラマー:プログラミング言語を駆使してシステムを開発する
- フロントエンドエンジニア:Webサイトやアプリなどでユーザーが使う部分を開発する
- サーバーエンジニア:ネットワークの設計や構築、運用、保守を担当する
- フィールドエンジニア:顧客先に設定されているシステムの保守や管理を担当する
このように「市場規模の拡大+幅広い種類のエンジニアが必要」という背景もあり、エンジニアとして働ける人材の需要は高まっています。
未経験者を育成しているIT企業もあるため、入社後にスキルを身に付ければ、学歴関係なく活躍し将来的に勝ち組になれるでしょう。
平均年収はエンジニアの種類によって異なります。たとえば「基盤システム担当なら約684万円」です。
インフラ業
インフラ業とは、電気・ガス・水道など、人々の生活に欠かせないサービスを提供する職業です。定期点検や災害対応などをおこなうことで、人々が安心して普段と変わらない生活を送れるよう支えています。
インフラ業は、人々の生活がある限り需要は尽きません。そのため「安定して長く働ける職業こそが勝ち組」と考える人におすすめです。
平均年収は「約492万円」です。
参照:厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査の概況p.10
介護職
日本では少子高齢化が進行しているため、介護職の需要が高まっています。将来的に必要な介護従事者数は「2026年度に約240万人・2040年度に約272万人」と予想されており、安定して長く働きたい人にもおすすめです。
画像引用元:厚生労働省 | 介護人材確保に向けた取組
企業によっては、働きながら資格取得を目指す人をサポートしてくれます。
そのため、たとえば「未経験から介護職で働き最終的に介護福祉士資格を取得する」といったキャリアアップも可能です。
平均年収は「約357万円」です。
参照:厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査の概況p.10
製造業
製造業には、「工場の現場作業員」など特別な資格なしで働ける業務もあるため、未経験の高卒からでも挑戦できます。現場で働きながらスキルを身に付ければ、以下のように幅広い方法でステップアップして、勝ち組になることも可能です。
- より高いスキルが必要な生産技術職へキャリアチェンジする
- 工場長など管理者へステップアップする
- フォークリフトや危険物取扱者など専門性が高い資格を取得する
平均年収は「約367万円」です。
参照:厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査の概況p.10
事務職
事務職とは、資料作成や書類管理、顧客対応、データ入力、在庫管理など、企業運営に必要な事務作業を担当する職業です。
ルーティンワークがメインであり、業務に慣れれば定時退社しやすいため、ワークライフバランスを大切にしながら働けます。
一般事務であれば特別な専門スキルは求められないため、高卒からチャレンジしやすいでしょう。
また、以下のように専門知識が必要な事務職であれば、将来的なキャリアの幅を広げられます。
- 経理事務(簿記や会計など企業のお金周りに関する知識)
- 医療事務(診療報酬計算に関する知識)
- 貿易事務(英語の書類読み取りや海外の商習慣に関する知識)
そのため、最初に一般事務で経験を積んでから、専門性が高い経理や医療系などの事務を目指すのもよいでしょう。
平均年収は「約510万円」です。
運送業
EC市場規模の拡大(EC市場規模の推移)に伴い、以下のように「荷物の宅配数(宅配便取扱実績の推移)」は増加しています。
画像引用元:国土交通省 | 検討の背景2物流を取り巻く現状と課題p.5
荷物の宅配ではドライバーが不可欠なため、今後も運送業における人材の需要は高まるでしょう。
もちろん「限られた労働時間の中で荷物を届ける必要がある」といった業界の課題はあります。
しかし、需要の高まりによってインフラと同じく生活に欠かせない職業となっているため、「安定して働けるか?」という点を重視する人にはおすすめです。
平均年収は「約485万円」です。
建設業
建設業では体力が求められるため、若い高卒ほど需要は高いでしょう。従事者の年齢も「60歳以上が約25%・29歳以下が約12%」となっており若手が不足しているため、なおさら高卒の若い人材は歓迎されます。
参照:厚生労働省 | 建設業の人材確保・育成に向けて(令和6年度予算概算要求の概要)
平均年収は「約419万円」です。
参照:厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査の概況p.10
公務員
公務員には、以下のように「国家・地方」を問わず高卒の採用枠があります。
- 国家公務員採用一般職試験
- 国家公務員専門職試験
- 兵庫県 | 事務系職種・技術系職種
- 大阪市 | 高校卒程度技術
試験の種類によっても異なりますが、業務内容は各官署の行政事務や省庁におけるDX化の推進、システム構築など多岐にわたります。
公務員は、1度合格できれば、よほどの事情がない限り安定して働ける点が魅力といえるでしょう。
平均年収は「約478万円」です。
勝ち組の職業を選ぶためのコツ
勝ち組になりやすい職業を選ぶ際は、以下のコツを押さえましょう。
勝ち組の職業を選ぶためのコツ
- 「学歴不問」「実力主義」などを掲げる企業・業界を選ぶ
- 高卒が多い業界を選ぶ
- 人材不足の業界を選ぶ
- 希望する企業・業界における「高卒社員の年収やキャリア」などをチェックする
- 自分の強みや過去の経験、スキルを活かせる職業を選ぶ
「学歴不問」「実力主義」などを掲げる企業・業界を選ぶ
求人の応募要項で「学歴不問」「実力主義」などを掲げる企業や業界を選ぶことがおすすめです。
たとえば営業や製造業、建設業などが該当します。「就職後の実績」で成果やキャリアが決まるため、高卒でも努力次第で年収を上げて勝ち組になりやすいでしょう。
高卒が多い業界を選ぶ
高卒が多い業界は、学歴に関係なく社員を受け入れる体制が整っているため、就職のハードルもあまり高くありません。
高卒の受け入れ体制がある業界は入社後のサポートが手厚いケースも多いため、働くなかでスキルを身に付けて活躍し、将来的に勝ち組になりやすいでしょう。高卒が多い業界として、たとえば「製造業(約40%)」が挙げられます。
参照:株式会社ジンジブ | 高卒採用の市場
株式会社LITALICO | 高校生の就職活動のあり方についてp.8
人材不足の業界を選ぶ
人材不足の業界は企業も人手を求めているため、就職のハードルは低いでしょう。
また、企業も人材を手離さないよう丁寧に教育してくれるため、入社後にスキルを磨いてキャリアアップも可能です。
たとえば「介護業界で未経験から実務を積み国家資格を取得する」といったキャリアを歩めば、より好条件で働けるようになり勝ち組になれるでしょう。
有効求人倍率をチェックすると、人材不足であるかを判断できます。
有効求人倍率が1倍を上回っている業界は「求職者数より求人数が多い」ため、比較的就職しやすいでしょう。1倍を上回っている業界としては、たとえば以下が挙げられます。
- 営業職(営業職業従事者):2.23倍
- 介護職(介護サービス職業従事者 ):3.2倍
- 運送業(運搬従事者 ):1.05倍
希望する企業・業界における「高卒社員の年収やキャリア」などをチェックする
前提として「大卒・高卒」という大きな括りで見ると、以下のように高卒のほうが年収は低くなりがちです。
- 高卒:約338万円(28万1,900円/月×12ヵ月)
- 大卒:約443万円(36万9,400円/月×12ヵ月)
しかし、上記はあくまでも全体の平均に過ぎません。業界や企業によっては、大卒以上に高い年収を稼いで勝ち組になれる可能性があります。
そのため、希望する業界や企業における「高卒社員の年収やキャリア」などを事前にチェックしましょう。
企業の公式サイトなどに想定年収やキャリアアップの例などが掲載されているため、参考にしてください。
参照:厚生労働省 | 令和5年賃金構造基本統計調査の概況p.8
自分の強みや過去の経験、スキルを活かせる職業を選ぶ
自分の強みやスキルを活かせる企業であれば、入社後に活躍して勝ち組になれるでしょう。
「高校で専攻した内容」「今までの人生で自然とできていたこと」などを振り返ると、強みやスキルを洗い出せます。
たとえば「高校の情報技術科で勉強していた」という場合、ITスキルを活かしてエンジニアを選ぶことがおすすめです。
高卒から勝ち組職業への就職を成功させるポイント
高卒から勝ち組職業への就職を成功させるポイントは、以下のとおりです。
高卒から勝ち組職業への就職を成功させるポイント
- 1日でも早く就活をスタートさせる
- 徹底的に自己分析をおこなう
- 自分のポテンシャルをアピールする
- 「資格取得」「スクールでの勉強」などでスキルを身に付けておく
- 転職エージェントを活用する
1日でも早く就活をスタートさせる
確かに、採用要件として「大卒以上」を掲げる企業が多いため、どうしても高卒が不利な部分はあるかもしれません。
とはいえ、「10代という若さ」をアピールできるのは、高卒ならではの強みです。
就職するか悩んで卒業後に空白期間が生まれてしまうと、せっかくの10代というアドバンテージを活かせません。
そのため、早めに自分の進路を決めて1日も早く就活をはじめましょう。
徹底的に自己分析をおこなう
上記で解説した強みやスキルなどを洗い出すには、自己分析が必須です。強みやスキルなどを洗い出し、企業へ自分の魅力を正しくアピールすることで、採用の可能性を高められます。
また、自己分析によって自分の性格を把握することで、「この業界は本当に合っているか?」も判断できるでしょう。
とくに、勝ち組職業の定義を「自分の気質や考え方とマッチしているか?」と定めている場合、性格の把握は必須です。
自分のポテンシャルをアピールする
就活では年齢が若いほど、実績や経験ではなく「将来のポテンシャル」が重視されます。
そのため、企業に以下のようなポイントを伝え、自分のポテンシャルをアピールしましょう。
- 素直に指導を吸収できる
- 未経験の業界についても熱心に勉強しており伸び代がある
- 自分で考えて行動した経験がある
「資格取得」「スクールでの勉強」などでスキルを身に付けておく
資格の取得やスクールでの勉強などを通じ、目指す職業と関連したスキルを身に付けておけば、入社後に早い段階で戦力となれます。
求職者が自発的にスキルを身に付けていれば、企業は入社後の教育コストを削減できるため、積極的に採用したいでしょう。
転職エージェントを活用する
転職エージェントとは、求職者と求人企業のマッチングをサポートするサービスのことです。求職者の希望をヒアリングし、条件にマッチした企業を紹介してくれます。
転職エージェントは幅広い職業に関する知識を持っています。
そのため「高卒から活躍して勝ち組になれる」「高校で学んだスキルを活かせる」といった仕事を紹介してもらえるでしょう。
とくに高校を卒業予定の求職者は、社会で働いた経験がないため「世間にどんな職業があるのか?」「就職したい業界は本当に自分と合っているか?」などを正しく判断できるとは限りません。
高卒から勝ち組職業を目指す際におすすめの転職エージェント
高卒から勝ち組職業を目指す際におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。
高卒から勝ち組職業を目指す際におすすめの転職エージェント
- えーかおキャリア
- キャリアスタート
- アメキャリ
えーかおキャリア

- 高卒を含めた若手の転職に特化している
- 入社後の定着率が91.4%を誇る
- 保有求人の60%以上が「未経験可」を掲げている
えーかおキャリアは、若手の転職や就職に特化したサービスです。高卒を含めて年間約6,000人のサポート実績を持っているため、「自分の学歴で勝ち組の職業に就けるか不安」という人でも安心です。
えーかおキャリアには、キャリアアドバイザーとは別で「求人企業の人事と連絡を取り合う担当者」が在籍しています。専任の担当者が企業の雰囲気や求める人物像などを常に正確に把握することで、業界最高水準の「91.4%」という定着率を実現しました。そのため「高卒で初めて働く」という人でも安心です。
また、保有求人の60%以上が「未経験可」を掲げているため、高卒からでも挑戦しやすいでしょう。「最初の3ヵ月は研修あり」「資格取得の費用は会社負担」といったサポートを整備している企業も多いため、入社後にじっくり育成してもらえます。
キャリアスタート

- 内定率86%を誇る
- 平均1ヵ月での内定を実現できる
- 自社メディアで高卒の就職も含め役立つ情報を発信している
キャリアスタートは、高卒や新卒、既卒、フリーターなど、若者向けの就職や転職をサポートしているサービスです。「求職者の特徴」「求人企業が求める内容」などを踏まえてカスタマイズした面接トレーニングを実施することで、86%という高い内定率を実現しています。こうした内定率向上の取り組みもあり、平均1ヵ月での内定獲得が可能です。
自社メディアやSNSでも情報を発信しています。たとえば「キャリアアクション」では、高卒向けに正社員を目指すコツや就職先の選び方などのコンテンツが充実しています。こうしたサイトで就職のコツを勉強しつつエージェントからのサポートを受ければ、より自分にとっての勝ち組職業で働ける可能性が高まるでしょう。
アメキャリ

- 社会人経験が一度もない求職者のサポートを得意としている
- 年収UPの実績が89%を誇る
- 40種類以上もの幅広い業種・職種を紹介できる
アメキャリは、高校卒業予定者も含め、社会人経験を持たない人の就職や転職に強いサービスです。高校中退者の転職支援実績もあります。転職については年収UP実績「89%」を誇っているため、高卒からでも高い給料の勝ち組職業を目指せます。
保有求人には40種類以上もの業種・職種が含まれているため、求職者の経験やスキルを活かせる仕事を見つけやすいでしょう。60%以上が未経験歓迎求人であるため、高卒で社会人経験がない状態から挑戦しやすい点も魅力です。
高卒が就職する際によくある質問
最後に、高卒から就職する際によくある質問をまとめました。
高卒が就職する際によくある質問
- 高卒が勝ち組になれる職業って?
- 高卒が多い業界はどこ?
- 高卒でも高い年収を狙える?
- 高卒から年収1,000万円になれる割合は?
高卒が勝ち組になれる職業って?
高卒にとっての勝ち組職業としては、たとえば以下が挙げられます。
- 営業職
- エンジニア
- インフラ業
- 介護職
- 製造業
- 事務職
- 運送業
- 建設業
- 公務員
各職業の詳細は「高卒にとっての勝ち組職業を紹介」の章をご覧ください。
高卒が多い業界はどこ?
「製造業」は高卒が多い傾向にあります。約40%が高卒者です。
高卒でも高い年収を狙える?
業界によっては狙えます。あくまでも目安ですが、全業種の平均(約381万円)より年収が高い職業の例は、以下のとおりです。
- インフラ業:約492万円
- 事務職:約510万円
- 建設業:約419万円
高卒から年収1,000万円になれる割合は?
高卒からでも年収1,000万円は目指せますが、どうしても割合は減ります。具体的な割合は、中卒者も含めて以下のとおりです。
- 1,000万〜1,249万円:16.4%
- 1,250万〜1,499万円:10.3%
- 1,500万円以上:11.7%
参照:内閣府 |(補論 1-1)年齢・学歴別の所得分布(男性・正規、自営業主、全体)p.4
最後に | 転職エージェントも活用しつつ高卒から勝ち組職業への就職を目指そう
高卒は大卒より多くの社会人経験を積めるため、早い段階でキャリアアップしたり年収を上げたりして、勝ち組になることが可能です。もちろん勝ち組の定義は人によって異なりますが、まずは以下の職業を就職先の候補にいれるとよいでしょう。
- 営業職
- エンジニア
- インフラ業
- 介護職
- 製造業
- 事務職
- 運送業
- 建設業
- 公務員
自分にとっての勝ち組の定義を決めたら、「実力主義の企業をチェックする」「自分のスキルを活かせる企業をチェックする」などのポイントを押さえ、職業を選ぶことが大切です。
実際に就活を進める際は、転職エージェントの活用も検討してください。高卒への就職サポート実績が豊富なサービスを利用すれば、自分にとっての勝ち組職業に就ける可能性を高められるでしょう。