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大学中退者の就職は厳しい?正社員への就職を成功させる方法を解説

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「大学中退者は就職が厳しいの?」
「大学中退者が就職を成功させる方法はある?」

理由は人によって異なりますが大学を中退すると、就職活動が不利になるのではないかと不安に感じている方も多いでしょう。

また、ポテンシャル採用を実施している企業は複数あり、大学中退者でも十分に転職可能です。

大学中退者が就職を成功させるためには、厳しいと言われる理由を把握し、就職のコツについて押さえておくと良いでしょう。

本記事では、大学中退者の就職が厳しい理由や就職を成功させるための方法を詳しく解説します。

大学中退者の就職は厳しいの?実情について確認しよう

大学を中退すると、就職の難易度が気になる方も多いでしょう。

大学中退者の中退した理由や、中退者の割合、就職率を詳しく解説します。

大学中退者の就職に関する実情について確認してみましょう。

大学を中退した主な理由

文部科学省の調査によると、大学を中退した主な理由は次のとおりです。

  • 学生生活不適応・修学意欲の低下:15.7%
  • 就職・起業等:14.3%
  • 経済的困窮:13.5%
  • 学力不振:7.7%

学生生活に上手く馴染めなかったことや、勉強の意欲が低下したことが、中退した理由としての割合が高いことがわかるでしょう。

ですが、経済的困窮のような仕方のない理由もあれば、就職や起業など前向きな理由で中退した方もおり、中退した理由はさまざまといえます。

大学中退者の割合

文部科学省の調査によると、2023年度の大学中退者は56,710人と報告されています。

学生全体に対して大学中退者は、2.1%を占めています。

そのため、約100人に2人が何らかの理由で大学を中退していることがわかるでしょう。

大学中退者の就職率

独立行政法人労働政策研究・研究機構の調査によると、大学中退後に正社員へ就職した人の期間別割合は、次のとおりです。

  • 大学中退から3か月以内:10.4%
  • 大学中退から3年以内:11.8%
  • 大学中退から3年後:2.4%
  • 時期不明(大学中退後に就職したが、期間は不明):8.1%

大学中退してから就職した人の割合は、全体を合わせて32.7%になります。

ですが、約3割の人が大学中退後に正社員への就職を成功させており、大学中退者でも十分に転職可能といえるでしょう。

大学中退者の就職が厳しいといわれる理由

大学中退者の就職が厳しいといわれる理由は、次のとおりです。

  • 就職活動の進め方がわからない
  • 企業からネガティブなイメージを持たれることが多い

それぞれ詳しく解説します。

なぜ厳しいといわれているのか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

就職活動の進め方がわからない

大学を中退すると、就職活動の進め方がわからない場合が多いために、就職が難しくなるケースが挙げられます。

就職活動では履歴書や職務経歴書などの書類作成や、面接対策などが必要になりますが、大学を途中でやめるとノウハウを共有してもらえない可能性が高い傾向にあります。

そのため、どのようにして企業に応募して良いかわからない人も一定数存在し、就職活動の進め方がわからないために就職が難しくなる場合があるでしょう。

このように、大卒中退者で就職活動の進め方がわからない人は、身近の友人や知人に相談してみたり、就職エージェントを活用してみたりすることがおすすめです。

正しい就職活動のノウハウを身につけ、大学中退者での就職を成功させましょう。

企業からネガティブなイメージを持たれることが多い

大学中退に対して、ネガティブなイメージを持つ企業は少なくありません。

企業の採用担当者は、大学中退者に対して「またすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念している場合が多く、選考が不利になるケースが目立ってしまうからです。

また、企業は人材の採用や育成に対して多大なコストをかけており、できる限り長く働ける人材を採用したいと考えています。

そのため、早期退職のリスクがある大学中退者は、企業からネガティブなイメージを持たれるため、不採用になる確率が高くなるでしょう。

ですので、大学中退者が就職を実現するためには、大学を辞めた理由をポジティブに変換して伝えるようにしてください。

大学中退者が就職活動するメリット

大学中退者が就職活動するメリットは、次のとおりです。

  • 自身のやりたいことに専念できる
  • 社会人経験を早く積める
  • 新環境で気持ちを入れ替えてリスタートできる

それぞれ詳しく解説します。

大学中退者ならではのメリットが複数あるため、ぜひ参考にしてみてください。

自身のやりたいことに専念できる

将来やりたいことが明確にある場合は、大学中退によって専念できる点がメリットとして挙げられるでしょう。

フリーランスとして独立したり、起業したりと、人によってやりたいことは異なります。

将来の目標が明確であれば、何となく大学に通う場合よりも、夢を実現できる時間の使い方をした方が実現できる可能性は高くなりやすいです。

早めにお金を稼ぎたいと考えている方は、大学中退で時間を捻出することによって、収入を増やすスピードを上げられる点はメリットといえるでしょう。

社会人経験を早く積める

大学中退者は、同年代の大学生よりも早く社会人経験が積めます。

学歴不問の企業は複数存在しており、就職するとビジネスマナーや業界・職種の知識やスキルを早い段階で身につけられるでしょう。

また、努力次第では、マネジメント職やスペシャリストへのキャリアアップも可能なため、早めに社会人経験を積むメリットは大きいです。

新環境で気持ちを入れ替えてリスタートできる

大学中退してから就職すると、新しい環境になるため、気持ちを入れ替えてのリスタートが可能です。

新しい価値観に触れたり、新技術・知識を学んだりと、新鮮に感じる部分が多く、やりがいを持って働ける可能性が高いでしょう。

また、大学生時代に嫌な思い出がある場合にも、新環境では人間関係も異なるため、前向きに仕事に取り組めます。

そのため、過去に囚われずに新環境で気持ちを切り替え、理想のキャリアを実現させましょう。

大学中退者が就職活動するデメリット

大学中退者が就職活動するデメリットは、次のとおりです。

  • 最終学歴が高卒になる
  • ネガティブなイメージを持たれやすい
  • 社会人として扱われる
  • 大卒と比較すると初任給が低い場合がある

それぞれ詳しく解説します。

メリットばかりではなく、大学中退者が就職活動する際のデメリットもあるため、あわせて確認しておくようにしましょう。

最終学歴が高卒になる

大学を中退すると、最終学歴は高卒となる点には注意が必要です。

企業によっては、大卒以上を応募資格としていることも多く、大卒者と比較すると転職先の選択肢が狭まってしまいます

しかし、学歴不問としている企業も多数存在するため、業界・職種や、企業の分析などの準備を入念におこなえば十分に就職可能です。

また、大手企業や有名企業にこだわりすぎずに、視野を広げて就職活動に取り組む姿勢が重要といえるでしょう。

ネガティブなイメージを持たれやすい

大卒中退者は、採用担当者からネガティブなイメージを持たれやすい傾向にあります。

企業は人材の採用や育成に多くのコストをかけているため、可能な限り長く働ける人材を採用したいと考えています。

そのため、大学を途中でやめた大学中退者は「入社してもすぐやめてしまうのではないか」と悪いイメージを持たれていることが多い傾向にあるのです。

就職活動では、就職してやりたい仕事があるなどとポジティブな中退理由を伝えるようにして採用担当者から信用を得られるようにしましょう。

社会人として扱われる

大学中退者は、学生ではなく社会人として扱われるようになる点には注意しましょう。

学割や奨学金などの学生ならではのサービスが受けられなくなるほか、奨学金に関しては中退の時点から返済する必要があります。

また、社会人は学生気分のままでは通用しないことも多くなります。

そのため、社会人として生活していく以上は、責任感をもち、社会人の自覚を持って行動するようにしましょう。

大卒と比較すると初任給が低い場合がある

大学中退者は、学歴が高卒扱いとなるため、大卒と比較すると初任給が低い場合が多いです。

厚生労働省の調査によると、2023年度の新規学卒者の平均賃金はそれぞれ次のとおりです。

  • 大卒者:約23万7,000円
  • 高卒者:約18万6,000円

給与は経験や年齢などによって昇給していきますが、約5万円ほど大卒者よりも低い大学中退者は、より一層努力が求められるといえるでしょう。

大学中退者が就職活動を成功させる方法

大学中退者が就職活動を成功させるためには、次のことを意識してみてください。

  • 資格取得する
  • 可能な限り早めに就職活動に取り組む
  • 中退した理由をポジティブに変換する
  • 就職エージェントを利用する

それぞれ詳しく解説します。

就職がうまくいくか不安に感じている大学中退者は、ぜひ参考にしてみてください。

資格取得する

大学中退者が就職活動を成功させるためには、資格取得がおすすめです。

資格を取得すると、客観的に知識・スキルを証明できるため、就職活動を有利に進めやすくなります。

そのため、自身が目指す業界・職種を分析し、必要なスキルを洗い出したうえで、知識・スキルが身につく資格を取得すると良いでしょう。

可能な限り早めに就職活動に取り組む

大学中退後は、可能な限り早めに就職活動に取り組むようにしましょう。

就職活動では、年齢が若いと経験やスキルよりもポテンシャルを見てもらえるため、未経験でも就職できる可能性は高くなります。

しかし、大学中退後に30代や40代と年齢を重ねると就職が難しくなるため注意が必要です。

企業は30代以上を採用する場合は、将来働ける長さや採用コストから可能な限り即戦力となる人材を採用したいと考えています。

このように、正社員にならないまま年齢を重ねると、アピールできる経験やスキルが身につかず、就職できなくなる可能性がある点には注意しましょう。

中退した理由をポジティブに変換する

大学を中退した理由は、可能な限りポジティブに変換しておくようにしましょう。

たとえば、「興味のある業界や職種が明確で早く働きたいと考えたために中退した」などです。

ただし、大学中退の理由では「学費を支払えないから」「病気のために通えなくなった」などと嘘をつくのは控えるようにしましょう。

採用担当者からほかに辞めない方法がなかったのかを質問された際に、自信を持って回答ができず不採用になる可能性が高くなります。

そのため、就職活動の準備段階で中退した理由をポジティブに変換したうえで、採用担当者を納得させましょう。

就職エージェントを利用する

大学中退者が就職活動を成功させたい場合は、就職エージェントの利用がおすすめです。

就職エージェントでは書類添削や面接対策などの基本的な転職サポートに加えて、自己分析や企業研究なども一緒に進めてもらえます。

そのため、学歴不問の求人がなくて悩んでいる場合でも、希望条件にマッチした求人を紹介してもらえるため、効率よく企業を探せるでしょう。

このように、就職活動を何から進めるべきかわからない人でも、担当のキャリアアドバイザーからマンツーマンで充実したサポートが受けられるため、ぜひ利用してみてください。

大学中退者におすすめの就職エージェント

大学中退者の就職活動におすすめの就職エージェントは、次のとおりです。

  • えーかおキャリア
  • キャリアスタート
  • アメキャリ

それぞれ特徴やおすすめできる点を詳しく解説します。

はじめての就職活動で何から始はじめれば良いかわからない人や、利用するべき就職エージェントに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

えーかおキャリア

  • 20代の就職サポートに特化
  • Google口コミ評価が高い
  • 入社1年後の定着率が高い

えーかおキャリアは、20代の就職サポートに特化した就職エージェントです。

未経験やニート、フリーターなどにかかわらず、マンツーマンでキャリアアドバイザーから書類添削や面接対策などのサポートが受けられます。

全国の求人紹介に対応しているほか、面談日程の柔軟度が高いなど、求職者が利用しやすい環境が整備されています。

Google口コミ評価が高い点は、えーかおキャリアの大きな特徴です。

大学中退者ではじめての就職活動で失敗したくない人でも、安心して利用できるでしょう。

また、入社後のサポートも充実しており、入社1年後の定着率が90%超えと非常に高いです。

企業条件にマッチした企業への就職を実現したいと考えている人は、入社1年後の定着率が高いえーかおキャリアの利用がおすすめです。

キャリアスタート

  • 新卒や既卒者など転職の際に多くの人が充実したサービスを受けられる
  • 年収アップ率が80%以上と高い
  • 求職者にマッチした企業を紹介してもらえるため定着率が高い

キャリアスタートとは株式会社キャリアスタートが運営している、新卒や既卒などの若年層に強い就職支援サービスです。

サービスの登録者数が68,165名(2022年度3月時点)を越しており、多くの方から利用されています。

キャリアスタートは、求職者と企業のマッチング分析に力を入れており、入社後の定着率は92%以上を記録しています。

さらに就活の中で不安になりやすい、面接や書類に対してのサポートも手厚くなっています。

とくに、面接トレーニングではプロの視点から徹底的にフィードバックをもらえるため、内定率は86%以上を記録しているのです。

求職者は平均1ヶ月で内定獲得できるため。スピード感を持って就活を進められます。

注意点として、関東を中心とした求人が多いため地方での就職を考えている方には、求人が少し物足りなく感じてしまうかもしれません。

20代で関東圏を中心とした就職を希望している方におすすめです。

アメキャリ

  • 未経験からの正社員就職を徹底サポート
  • 入社後3か月の定着率が97%と非常に高い
  • 企業ごとの面接対策が受けられる

アメキャリは、未経験からの正社員就職を徹底サポートする転職エージェントです。

就職や転職活動の0から10までサポートしてもらえるため、大学を中退しても希望条件に適した就職ができる可能性が高いです。

適職診断と企業のリアルを提供しており、入社後3か月の定着率が97%と高い点も大きな特徴になります。

履歴書などの書類作成や企業ごとの面接対策が受けられるなど、転職サポートも充実しており、ホテルスタッフへの就職を成功させられる確率を上げられます。

内定獲得までの時間も最短2週間と早く、スムーズな転職を希望する人におすすめです。

キャリアに関して無料で相談可能なため、アメキャリの公式サイトから無料相談に申し込んでみてください。

大学中退者の就職に関するよくある質問

大学中退者の就職に関するよくある質問は、次のとおりです。

  • 大学中退しても公務員を目指せるか
  • 大学中退者におすすめの業界
  • 大学中退者は就職で不利になるか

それぞれ詳しく解説します。

同様の悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退から公務員を目指せますか?

大学を中退しても公務員を目指せます。

試験難易度は高いですが、学歴ではなく年齢制限を設けている職種が複数あるため、学歴が高卒になる大学中退者でも就職可能です。

公務員になるためには、筆記試験と面接に合格する必要があります。

集中して勉強に取り組むようにし、面接ではなぜ公務員を目指すのかや、大学中退のポジティブな理由を考えておくようにしましょう。

大学中退者の就職でおすすめの業界はありますか?

大学中退者におすすめの業界は、次のとおりです。

大学中退者の就職でおすすめの業界

  • IT業界
  • 介護業界
  • 建設業界
  • 営業職
  • 販売職

IT業界や介護業界は、今後高い需要が見込まれており、就職できると市場価値の高い知識・スキルを身につけられます。

営業職は、どのような業界でも売り上げを上げるために必要とされている職種であり、学歴に関係なく働ける職種です。

大学中退者にも複数のおすすめ業界があるため、興味のある業界についてはよく調べ、就職を検討してみてください。

大学中退者は就職で不利になりますか?

大学中退者は、中退した理由をやむを得ない場合を除き、ポジティブな内容に変換できなければ就職で不利になる可能性があるでしょう。

採用担当者は、可能な限り長く働ける人材を採用したいと考えているため、すぐに辞めてしまいそうな人材は敬遠されてしまいます。

就職活動の準備段階では、中退したポジティブな理由を考え、採用担当者を納得させられるようにしておきましょう。

まとめ | 大学中退者は就職エージェントの利用がおすすめ

大学中退者は、中退理由をポジティブに伝える必要があることや、そもそも就職活動の進め方がわからないなど、多くの悩みがあるでしょう。

就職エージェントを活用すれば、はじめて就職活動に取り組む場合でも担当のキャリアアドバイザーからマンツーマンでサポートが受けられます。

中退理由をポジティブに変換する際も、一緒に考えてもらえるため、非常に心強いといえるでしょう。

また、書類添削や面接対策などのサポートも充実しており、就職活動を有利に進められます。

多くの就職エージェントは、無料で利用可能であるため、積極的に活用し就職活動を成功させましょう。

参考:大学中退者におすすめの就職サイト・就職エージェント6選|就活のやり方や内定を獲得する方法を解説

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